管工事のお仕事

水道施設工事業

給水(上水)と排水(下水)
管工事のお仕事でいちばんメジャーなのが「水」にまつわる事業です。
そして簡単に「水」といっても、家庭やオフィスなどに供給される「水道水」と、洗濯やお風呂やトイレから排出される生活排水や工業から排出される工業用排水などがあります。
ここでは、その水道水や排水がどのようにして循環しているのかを解説したいと思います。

給水(上水)
「水道水が飲める」日本では当たり前のことですが、決して多くの国では清潔で安全な水を手に入れることは容易ではありません。
その「水」が蛇口をひねって出てくるには、地面の下や床下に配管が通って初めて叶うのです。
配管はただ水を通すだけではありません。
大切なのは水を漏らさないこと。通すものを封じ込めることです。
そのためには水圧等を計算しつくした設備設計が必要となります。
粗雑な設計や工事では、漏水による障害や事故が発生し、各種の弊害が発生する原因となります。そのため、配管工事には国家資格取得者による綿密な設計技術や、精巧な施工技術が求められます。
私たち日本人が水道から出てくる水に心配や不安を持つことなく安心して料理や飲み水、または入浴や洗濯に使用できるのは、配管技能工の技術のたまものなのです。

排水(下水)
給水設備の発展とともに日本の排水技術も急速な成長を遂げています。
汚れた水を適切に浄化施設まで運ぶことも配管工事には求められます。
給水同様に漏らさないことが重要です。
つまり不純物が混在しているものを通すということです。
そのため使用する配管の素材選びは重要で、家庭排水なのか工場排水なのか、またどの段階での汚水を通すのかで使用する配管が変わります。
設備する周りの状況、通すものの状態によって配管職人は適材適所に応じた配管を選びます。
少し前の日本では排水が整っていませんでした。
家庭用排水が川を汚し、工業用排水が海を汚染していた過去があります。
もちろん衛生面での問題も重大で公害や伝染病の発生にもつながる恐れがあります。
排水溝を通った汚水は私たちの意識から消えてしまいますが、その先を下水処理場や浄化設備につなぎ、自然に戻しても良い基準に浄化し海や川に流します。
現在の日本が汚水や悪臭に触れることなく生活できる環境があるのは、配管設備が整備されているたまものです。
そして、地球の環境も守るのが配管技能職のお仕事なのです。