配管職人.com|管工事の仕事とは?

 

建築設備がなければ生活できない

 朝、私たちは目が覚めると、洗面所に行き、水道をひねって顔を洗います。そしてポットに水を入れ、お湯を沸かしコーヒーを飲みます。空調機のリモコンに手を伸ばし、夏なら冷房、冬なら暖房をかけます。そのころ台所では母親が洗濯機で洗濯をしながら、野菜を洗い、豆腐を切って味噌汁を作ってくれます。朝食がすむと、トイレで用をすまし、仕事に出かけます。
 これら日常の当たり前の生活すべて、建築設備工事の恩恵を受けています。水道や水洗トイレからきれいな水が出たり、水を使って洗濯ができるのは、上水道が各戸につながっているからです。キッチンやトイレで汚れた水を排水口から流すことができるのはそこから下水道までの配管がなされているからです。またスイッチ一つでクーラーや暖房機を使って、部屋の気温を快適な温度にすることができるのは、空調機と空気が流れる配管がされているおかげなのです。

建築設備工事ってなに?

 建設工事には様々な種類があります。
 まず、建設工事は、建築工事、土木工事に分かれます。建築工事とは、ビル、工場、住宅などの建物を作る工事です。土木工事とは、道路、トンネル、橋、ダムなどを作る仕事です。おおざっぱにいうと地面から上が建築工事、地面から下が土木工事です。
 建築工事は、さらに建築設備工事、電気工事、躯体工事(柱や壁を作る)、基礎工事(基礎の杭工事など)、内装工事(床や壁などの工事)、塗装工事、防水工事などなど多くの工種に分かれます。
 さらに建築設備工事は、衛生工事と空調工事に分かれます。水を流す工事のことを「衛生工事」、空気を流す工事のことを「空調工事」といいます。いずれも管路を建築物の中に設置する工事であるため、管工事ともいいます。

建築設備工事従事者の仕事とは

 建設設備に関わる仕事は、大きく分けて3つあります。1つ目は設計技術者、2つ目は施工管理技術者、3つ目は技能者(配管工)です。
 設計技術者とは、どの場所に、どの程度の規模の空調設備を配置すれば、建築物を使用する人にとって快適な空間になるか、またどの場所に、どの程度の規模のタンクや配管をすれば、給水や排水がスムーズに流れるかを設計することが仕事です。
 施工管理技術者は、設計をもとに実際に工事を指揮監督する仕事です。具体的には、予算(工事をするための金額を決める)、工程表(工事をする順序や期間を決める)、施工図(機械と配管の位置を詳細に決める)、作業手順書(実際の作業手順を決める)を作成します。その後、資機材をメーカーに、実際に現場で工事施工をする技能者(配管工)を手配します。
 技能者(配管工)とは、施工管理技術者が作成した計画を元に、実際に現場で機械を設置し、配管をします。